親の介護にあたっておむつを使うには覚悟が必要!?その理由とは?
親の介護をしている私の実体験からの視点
介護の生活で必ず使うと思われる物の代表的な物といえば「おむつ」です。
おむつは良いことばかりでは無いことも理解した上で【おむつの使用を考えた方がいい】と思います。
その中おむつにを使用するにあたっていろんな不安があると思います。
なので、実際なにがメリットなのか?デメリットなのか?私の実体験をふまえながら、私なりの解説と深掘りをして記事にしたいと思います。
この記事を読む事で「意外と考え深いおむつの一つの考え方」が身に付きます。
おむつのメリット
●介護される方の精神面での安心が得られます。
このメリットが一番大きいかと思います。
意識がしっかりしていて、それでも寝たきりや車椅子や歩行に不安があって介護を余儀なくされてる方は常に排泄の事を考えて生活をしています。
自分のタイミングでトイレに行けない為、不安があり、落ち着きがなかったり、外出も躊躇するようになります。
おむつを使う事で、万が一漏らしても衣類や部屋や身体を汚す箇所が少なくなり、安心して生活をおくれるようになります。
これらの不安が解消されます。
●介助する側の仕事の軽減
介助する側もいくら人間の生理現象とわかっていても、いきなり布パンツの状態で排泄されると、掃除、洗濯、当人の洗浄、などやる事が増えて大変になり、不安が常にあります。
おむつを使用するとこれらの仕事量などが軽減され、安心しながら介助する事ができます。
●リハビリにひと押し
おむつをすると、安心感から外に行く元気がでたり、家の中でも歩き回れる安心感も得る事ができます。
おむつの安心から行動の範囲が広がり、気分も良くなる事がある。
●おむつを使う上での介護者の自尊心の保護
パンツ型のおむつを履く事で通常のパンツ気分で生活をおくれる為、自尊心を傷つけなくおむつを使う事ができる。
通常の布のパンツで漏らす事への背徳感がなくなります。
ただその半面おむつを使う事で自尊心を傷つける事もあります。(デメリットの方で解説)
●おむつの代金も申請をすれば「医療控除」の対象になります。
こちらもおむつを購入した代金は、確定申告をする時に医療控除の対象になるため、少しでも介護にかかるお金の軽減になります。
おむつのデメリット
●毎日のおむつ代金がかかるようになる。
当たり前ですがおむつも無料ではありません。なので1日にその人ようにあったおむつと使っていく事になります。
例えば私の今現在の親の使用の場合
昼間は「2回吸収対応」のおむつを履きます。そして寝る時は「5回吸収」のおむつを履きます。
つまり1日に最低2回おむつを履く事になります。
これだけでも月額で考えると結構な負担になってきます。
住む自治体によっては、おむつを使用している証明をすればおむつの支給や補助をしてくれる所もあるので、住む自治体に「おむつ証明書」について問い合わせてみてください。
●介護される方の気持ちや身体の変化
一旦おむつに生活に変える事により、介護される方の頭の中はおむつ安心があり、このメリットが逆にデメリットになり、いつでも、どこでも漏らしても平気と無意識に考えてしまう為、布のパンツに戻れなくなる事があります。
身体もおむつに慣れてしまっているので、いつでもどこでも排泄す可能性で出てくる為、こちらも布のパンツに戻れなくなる可能性があります。
現に私の親はもう布のパンツでの生活はできなくなりました。常におむつを使用するようになってしまいました。
●身体への負担
最近のおむつの通気性はかなり良くなっているとはいえ、やはりおむつ内に排泄してしまうと、おむつ内の湿度はかなり上がります。そのため蒸れからくる皮膚への刺激が強くなり、かゆみや皮膚の病気に気をつけていかなといけません。
●ゴミ出しの量が多くなります。
おむつのゴミ問題も最近話題になっていますが、やはり常におむつを使用する生活になると、おむつのゴミは大量にでます。しかも排泄物を含んだおむつは、重くなりゴミ出しも大変になります。
そしてゴミ出しまでのゴミ箱からの匂いも夏場などは大変になります。
●自尊心を傷つける
やはり最初はだれでもおむつに対して抵抗があると思います。
おむつを使うことで、自尊心は傷つく場合があります。ましておむつの履き替えや、処理を他人にやってもらう事も自尊心が傷つく場合もあります。
まとめ
冒頭でもいいましたが、おむつを使っていくには覚悟が必要だと思います。
けして良いことばかりではなく、ある程度デメリットも考えた上で、おむつに切り替える事をおすすめします。
私の親は多分これから先も、おむつ生活になるでしょう、そのおかげで助かる面もあるので、今はデメリットも受け入れて介護をしています。
ただうまくいけば、おむつのおかげでリハビリなどして、また元気な身体に戻れるようになるかもしれません。そこは上手くおむつと付き合っていけばいいと思います。
しかし、おむつのメリットとデメリットをまとめると、意外とメリットとデメリットは表裏一体で「メリットだからこそ、デメリットでもある」という事が多々あるという事もわかりますね。
抱え込み過ぎても良いことはありません。頑張らずに肩の力を抜いて程々に介護をしていきましょう。
以上、うぇすてりあのおむつのメリット・デメリットの解説でした。
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