ごく僅かな確率でも起こる薬との相性
親の便の確認を取る事の大切さを知る
院長先生から頻尿の薬ストップを受けて、その日の夜は下剤を飲ませ、スポーツドリンクを飲ませて、様子を見ることにしました。
どうやら便が溜まってるのも「腸内に薬成分が残ってるのは良くない」という事で出すようにしました。
病院から帰宅した日に下剤のおかげで便意が来て出す事ができました。
この時はまだ便の出した日とかは、当人に確認もしてなかったし、お互い便の出具合の報告などもしていなかったので、当人がいつ便を出したかは病院に行くまで、気付きませんでした。
頻尿の薬を飲むのを止めてみて
その日の夜、便が出たことを確認して夜は通院している所から処方している薬のみを服薬して、寝る事にしました。
もしこれでも「妄想状態が継続したら…」と考えると、この時の夜私はぐっすりとは寝れず、朝までウトウトしていました。
病院からは、「また症状が出たら病院に来てくれ」と言われていたので、この夜また妄想などの異常行動の症状が出なければ【ほぼ薬の飲み合わせ】がやはり原因ということになります。
そして翌朝…
どうやら何事も無く親は無事に朝を迎えられたようで、夜の異常行動は収まったようです。
当人の意識もしっかりしており、体調を聞いたら
大丈夫!
との返事だったので、一安心です。
ただ、たまたま昨日の夜だけ症状が出なかっただけかもしれないので、1~2日はより警戒した夜を過ごす事になります。
この日からまた、お互い仕事に復帰していつもの生活に戻りました…
その後の経過報告
警戒していた1~2日の夜も異常行動は見られず、やっと普通の生活に戻りました。
そして毎月通う病院の通院の日になり、あらためて病院に行って経過報告をすると
やはり原因は頻尿の薬の飲み合わせが一番の原因ではないか
という診断でした。
なので頻尿の対策は現状の頻尿の薬は止めて、なにもしないで様子をみましょうと、いうことになりました。
あの時院長先生がそこに気付いてくれたおかげで私も、親も助かりました。
泌尿器科の病院の方にも行き、経過報告をしてとりあえず薬中止と、頻尿の通院はしないでこのまま様子みる事を伝えておきました。
あの異常行動の時は、とにかく私は寝ることも出来ない状態が続いていて、かなり体に負担がかかり、辛い日々でした。
この時もしこの先
親が認知症になって夜中にウロウロしだしたらどうなるのか?
どれだけ大変か垣間見る事ができました。
認知症の怖さは介助してる家族にも、相当負担になる覚悟はしておかないと、いけないと思いました。
薬の飲み合わせの恐怖
今回は運良く?脳の異常ではなく、薬の飲み合わせで起こった異常行動でしたが、これがどんだけ危険なものか、実感しました。
この件があってからは、今新しい病院(眼科、歯医者など)行く時は担当医に、この話をした上で薬の処方をしてもらうようにしました。
処方された目薬1つとっても、いつ何時この薬の飲み合わせが悪くなるか、お医者さん自体も予測できない事があるかもしれません。
まして私なんかは全くわからないので、とにかく昔こんな事があった事と、お薬手帳を見てこのような薬を、今服薬してる事の説明の大切さも実感しました。
今この記事を見ている介助の方は、もしこのような親の異常行動があった場合「薬の飲み合わせでもこのような事があるんだな」と頭の隅にでも入れておいてく事も大事ですね。