親が70過ぎたら現状健康でも介護の準備は必要な訳
正直65歳超えてから準備でも遅くはない
現在親が70歳以上になっても、未だに元気で働いてる方もいっぱい居ると思います。
人生100年と言われる時代70歳でも後30年以上は残りの人生がありますね。
それを踏まえた上で、なぜ70歳で介護の準備が必要か?
と言うと現に私の親が65歳付近で大病が見つかり、今では在宅介護をしていて、なおかつ介護離職しているという現状の体験から基づいています。
又、脳梗塞や認知症などで、意思疎通がいきなりできなくなってしまう場合もあります。
親が介護になって困った事や、役に立った事を少しでも今の同年代の方に伝えて、あらかじめ準備をしておく事と、心構えをしておくと、急な介護になっても慌てずに済みます。
またこのブログで日々の困った事や、役立つ情報も記事にしてありますので、そちらも観覧してみてください。
介護が必要になる前に!
最近の家族の形もかわっていて、親とあまり話す事がない方も居ると思います。
・親が遠方に住んでるから話す機会がない
・近くに居るがあまり「込み入った話」はしてない
・まだ親も元気だし、そんな介護時期ではないと思ってる
・面と向かってこういう深い話をするのは「恥ずかしい」「抵抗がある」などあると思います。
実際私も親が大病になる前は同居していながら、会話もなく「親がどんな身体や精神状態かも知らない状態」でした。
この親が元気な時にある程度、ちゃんとした時間を使い、お互の事を話しておく事が大事です。
元気な内は親も多少自分でもわかる身体の不調が有っても「家族には心配かけたくない」などの理由から、腹を割って話さないかもしれませんが、そこは腹を割ってもらうようにしましょう。
「家族に心配をかけたくない」ならいっそう、こういう時に深い話をするべきです。
元気な時に確認しておくといい事柄
■身体の現在の調子
食物などのアレルギー確認や持病や普段服用している薬の種類など
■かかりつけの病院や担当医の確認
なにかあった場合にすぐ相談でき、病歴なども病院に残ってるいるで、大事な確認事項になります。その時に、その病院の診察券とお薬手帳の確認もしておくといいでしょう。
■万が一介護が必要になった場合誰が中心に面倒をみるか
親の片方がまだ元気で介護が可能か、兄弟いるなら誰が中心でみるか、一人っ子などは自分が面倒をみるという覚悟を決めておくなど
■生命保険の加入会社の証券など確認、連絡先、入院などなった時の保険の使い方
実際これは私が聞いてなくて、緊急入院して入院時の「せん妄」になり意思疎通ができなくなり、加入してる保険会社や連絡先、書類などわからずに困りました。
■資産関係、重要書類、実印、マイナンバー、健康保険証、年金証などの確認
入院手続きや介護の手続きなどでも必要になる場合があるので、大事な物がどこにあるか把握しておくことも重要になります。
■銀行口座と通帳と暗証番号と印鑑の確認
これは相当聞きにくい事と思います。
それでも親が70歳超えたら聞いておく事をおすすめします。
万が一緊急入院して意識ない状態が続くと、お金の負担も、面倒見る側が立て替える事になります。
その時親の口座から入院費など払うことが出来ると、だいぶ面倒見る人の負担も減ります。
※こういった緊急入院など起こった場合は、事情を口座のある店舗に相談しておくといいでしょう。
■頼れる所の確認や介護の知識
介護は一人では悩まい事が重要で、介護うつになる場合もあるので、相談出来る所はあらかじめ確認して、相談しやすい環境を整えておく。
自治体の介護課や地域包括センターや介護保険の勉強などしておく事
聞いておくと聞かないでは雲泥の違い
上記のような事を確認しておく事で、万が一緊急で親が介護が必要になっても、ある程度は楽になると思います。
介護というのは、急になる時と徐々になる場合がありますが、歳をとればその確率は高くなってきます。
親の年齢が70歳を超えたら「他人事」ではなく自分の事だと思っておいた方がいいです。
そうしないと働きながら、自分の家庭を持ちながらの、親の介護はかなりきついです。
介護になったら施設にお願いすればいいでしょう?
親が介護が必要になったら、「施設に預ければいいや」と思っても、実際そう簡単に施設に入るのも難しいです。
それは、金銭面や親の考えが急に変わり、家で余生を過ごすと言い出したり、施設に空きがなく順番待ちなど、軽く考えてると後々大変になります。
実際私の親も病気になる前は、「子供には私の老後は迷惑かけないようにしてある」と言っていました。
その言葉を鵜呑みにしていた私は今、急な介護で面をくらってます。
病気になると親でも不安になって、「強気から弱気」にもなります。
そして親の考え方や性格も変わり、幼児化したり、わがままになったり、甘えだしたり、頑固になったりします。
元気な時は「迷惑にならないように、介護が必要になったら施設に入れてくれ」と言っていましたが、今では「施設に行きたくない」といっています。
万が一施設に入れようにしても、介護の等級次第で入れたり、入れなかったりします。
もちろん入所時も入会金が〇〇○万円かかる所や月20~30万家賃だけでかかる所もあります。
これもピンきりで入会金0円の所や家賃が○万円で済む場合もあります。
認知症になって、完全介護で夜中暴れるなどの場合は、かなり入れる施設の場所は限定されてしまい、在宅介護を余儀なくされる場合もあります。
そうすると家で24時間親の面倒をみる事になります。こうなるとかなりきついです。
・会社勤め
・住宅ローン
・子育て
・引きこもり
・無職
・日雇派遣
これだけでも日々大変なのに、これにプラス親の介護が入ります。
体力的にも金銭的にもかなりきつくなるでしょう。
45歳で早期退職が起こる時代での介護
今の社会の流れは、「大企業が45歳で早期退職を募集」したり、「本社の営業職から子会社の介護職に人事異動」したり、「終身雇用の維持が難しという発言」がでたり、「年金に頼れず2000万は貯蓄が必要」と言われたり、将来の不安が増えている時代です。
その中で私達の世代の親の介護も、あと数年でもっと大きな問題になると思います。
この「団塊の世代と氷河期の世代」「4070問題・5080問題・6090問題」「認知症増加」は、かなりの危険な状態だと思っておいた方がいいでしょう。
高齢者の医療費の拡大や中高年の引きこもり・無職の対策でかなり混乱する介護時代が待ち受けてそうです。
そんなときでもなるべく混乱しないように今のうちから親との話し合いと、介護の勉強をしておく事で準備しておきましょう。
私も在宅介護で介護離職中ですが、なんとかやってます。その中で役に立てる情報をこのブログで発信してますよ。