入院の原因の左手の水ぶくれは帯状疱疹だった
元々親は左手の水膨れと身体がの動きが取れなくなって救急車を呼んでの緊急入院でした。
せん妄時の時に左手の状態や身体の精密検査を行い「帯状疱疹」という病気という診断が出てその治療も進めてしました。
帯状疱疹は高齢になり免疫力など減るとかかる病の一つで、80歳以上で3人に1人はかかる怖い病気です。
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う発疹(水疱)が、皮膚に分布している神経に沿って帯状に出現する疾患です。
出典:東京都福祉保健局
水疱が見られる2~3日前から痒みや痛みを感じるようになり、1週間程度たつと水疱の多発や発熱、頭痛といった症状がみられることもあります。
通常は2~4週間で皮膚症状がおさまります。
子どもの頃に水痘(みずぼうそう)にかかると、水痘・帯状疱疹ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、加齢や疲労によって免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。
また、皮膚症状が治った後も、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
近年TVなどでも帯状疱疹の予防注射を促すCMなどでも知られるようになり認知度も上がっていますね。
帯状疱疹の治療は「飲み薬」「塗り薬」「点滴」で行いました。
緊急入院した【帯状疱疹】の話はこちらにまとめております。なにかしらの参考になれば幸いです。↓
せん妄で身体能力の低下
せん妄の方は治りましたが約1ヶ月の間ほぼベットの上の生活だったので、身体の筋力も激減し経つ事も一人では難しい状態になりました。
元々は帯状疱疹による緊急入院だったので、このせん妄中も帯状疱疹の治療も同時に行いながらの入院生活でベット上での生活は長くなりました。
せん妄状態から復帰した親は普通に会話する事が出来るので現状の身体の様子を聞いてみると、主に症状に現れた左手が麻痺している状態で動かす事が困難になっていました。
なので帯状疱疹の治療もしながらリハビリも同時進行で進んでいきました。
病院で普段の生活に戻れるようにリハビリ入院
せん妄の症状も帯状疱疹の症状も落ち着き退院に向けての方向にシフトしていきます。
やはり身体の鍛えたプロのスポーツ選手でさえ入院などすると身体の筋力が落ちて退院までの間リハビリを行う位身体の衰えは現れます。
私も過去に盲腸の手術をした時も退院するまでの間、身体が相当なまった感覚を今でも覚えています。
また親は左手は若干の麻痺した状態と全体的な筋力低下がみられました。
私の親も高齢なので1度入院すると通常の生活が出来るようになりまでは大変なリハビリが必要でした。
まずは一人でベットから降りる事も出来ない位に衰えているのでそこからの復帰になります。
結局私の親は「せん妄」「帯状疱疹」「リハビリ」まで行い退院できたのは半年という月日がかかりました。
退院後の事を考えての行動「一人で解決できない親の介護」
ある程度病状の回復が見えてくると退院の予定も決めていかないといけません。
その退院に向けての準備がまた大変でした。
私の親の場合退院するにはまだ体に残る麻痺の感覚と筋力低下を補うリハビリを退院後もしなくていけませでした。
この時に始めて
もう自分一人ではわからない事だらけで先に進めない
と判断し行政のお世話になる事を病院の【医療ソーシャルワーカー】の方に相談しいろいろ教えて頂き、そこから自分でインターネットで調べ上げて勉強をしました。
■医療ソーシャルワーカーとは?
・保健医療機関等において患者や家族の相談にのり、社会福祉の立場から経済的・心理的・社会的問題の解決、調整、社会復帰を支援する。
出典:厚生労働省
・病気やケガで治療が必要になった時、収入や治療費がない、職場復帰できない、病気に対する不安があるなど、患者やその家族だけでは解決できない問題が起こる場合がある。
このような時、患者が安心して適切な治療を受け、社会復帰ができるように支援する。
当初はこのサイトのような個人で発信している情報もなかったので色々調べるには大変でした。
(なので困った家族へ何かしらのチカラになればと、このサイトを立ち上げた理由でもあります。)
お次は私が経験した介護などの行政の助けの手続きや方法を紹介していこうと思います。
親の介護は自分の限界を早目に知って助けを求める
私は基本自分で出来る事は自分でやりたい派ですが、それでも自分の知識や体力や行動には限界があります。
そしてその限界を超えたままだと・・・いつかは自分自身の「限界突破」が訪れます。
正直私はここ数年精神的に限界を超える事は無かったのですが、やはり初めての事や不安などが大きくかかってきた時に久しぶりに精神的に「堪える」事がありました。
親の急激な体調変化に「救急車を呼ぶ」「入院」などやる事や考えなくてはいけない事が増えるともう頭がパンパンになります。
そんな時に先程紹介した病院の「医療ソーシャルワーカー」に相談しこの先の計画を立てる事で、これから先の不安や行動する事など明確に見えてきて自分の身体の負担は軽くなります。
特に介護はわからない事だらけで、いろいろな手続きが必要になっていき中には相当複雑な手続きもある為「これからどうしたらいいのか?」そう思ったらすぐに専門の方のチカラを借りるクセを付けておく必要があります。