救急車?救急安心センター【♯7119】とは?病院のたらい回し
お餅を食べる機会が増える時期
毎年このお正月の時期に起こる事故の一つが、高齢者によるお餅を喉に詰まらせてしまう問題です。
消費者庁も警戒を高め注意喚起をしています。
私も親の介護をしている身なので、誤嚥性肺炎のリスクもあるので食べるモノには細心の注意をしています。
その中でもやはりお餅を食べる事はかなりのリスクが生じる為に、今ではお正月に限らずにお餅を食卓に出す事は止めました。
そしてニュースでも取り上げられてるように、今年はこの「お餅を食べて喉に詰まらせる」事故も毎年以上に注意が必要になります。
【2021年1月の情報更新】
元日の1日から2日にかけて東京都内では餅をのどに詰まらせて高齢者9人が病院に運ばれ、このうち90歳の男性が死亡しました。
東京消防庁は、餅は小さく切って食べるなど注意を呼びかけています。
出典:NHK
今回はこの今年の「お餅を食べて喉に詰まらせる」事故の最大限注意しなくてはいけない理由と、家族の意識向上になればと思って記事にしていきます。
実体験の緊急時のたらい回し
「お餅を食べて喉に詰まらせる」事故というのはやはり、急を急ぐ事態です。
その中で今は病院も大変な時期で、もし喉に詰まらせてしまって救急車を呼んでも、救急搬送の時に受け入れる所がなかったりするかもしれないので大変です。
実際2020の春の夜に私の親の容態に変化があり、とはいえ本人の意識もありそこまで急を要する事も無いと思い、まずは救急車呼ぶか?呼ばないか?の判断として、救急安心センター事業の【♯7119】※)に電話して状況を説明して聞いてみると、出来れば病院で診てもらったら方が良いと言われ、夜でも受け入れ可能な緊急の病院を数件紹介されました。
※)救急安心センター事業の【♯7119】とは?
急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。
出典:総務省消防庁
そんなとき、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口が救急安心センター事業(♯7119)です。
しかし紹介してもらった夜の緊急受け入れ病院に連絡した時に全部断られてしまい、翌日朝一でかかりつけの病院に私が親を車に乗せて自力で行ったら、即入院したのも事実です。
(親の容態は高熱などの感染の症状とは違い、持病の悪化によるものです)
救急車を呼んだ時の過去記事
消費者庁の注意喚起!高齢者によるお餅の危険性
「誤嚥等の不慮の窒息」による事故は、高齢者の「不慮の事故」の中で最も死亡者数が多く、このうち約半数を「気道閉塞を生じた食品の誤嚥」が占めています。
特にお正月(年始)は餅による窒息事故が多発するため、餅の窒息事故に関する基礎知識の啓発及び注意ポイントの周知を行います。
<餅による窒息事故を防ぐために>
出典:消費者庁
(1)餅は小さく切っておく
(2)餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉をうるおしておく
(3)餅はよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む
上記のように消費者庁も注意喚起しているので、身近に高齢者の方がいる場合は十分注意してください。
消費者庁によりますと去年までの2年間で、餅をのどに詰まらせて死亡した65歳以上の人は661人で、時期は1月が最も多く、元日だけでも全体のおよそ1割を占めていたということです。
出典:NHK ニュース
今年はお餅を食べない選択肢
私の家では親が高齢になっているで、もうお餅が食卓にあがる事はないのですが、お正月の風物詩でもあるお餅は雑煮などでも入れる所も多く、食べる機会が多くなると思います。
しかし今年は状況が状況だけに、万が一緊急な時になって救急車を呼んでも受け入れ先が無く「たらい回し」になって、手遅れになるというリスクも抱えるので、喉に餅を詰まらせて救急車を呼ぶ位なら今年のお餅は来年に持ち越してもいいかなと思います。
またとにかく今の時期は病院に負担のかけない生活を意識するだけでも、現状のひっぱくしている医療関係に負担をかけないようにする事も私はいいと思います。
いつかはお餅を安心して食べる日が来ますように・・・