難病に詳しい専門医が難病と認定した見解と家族がする行動
前回病院に行ってから数か月後・・・
やはり親は身体の体調は良くないという・・・
なので再び親は病院に相談しに行きました。
難病に詳しい専門医の診断の難しさと親の性格
前回よりも症状が悪くなりつつあると、院長先生に相談した所、それではその疑いのある難病【専門の先生】に診せてみましょうとのことが決まりました。
この難病専門の先生とは週1で大きな病院から、この病院に来ている難病専門の先生です。
そしてその専門の先生が今日病院いらっしゃるので、親は自分の症状や現状の気持ちの不安などを難病専門の先生に相談したそうです。
その難病専門の先生の見解と診断は
「やはり当人の【思い込みが強い】のでその難病と診断する事は現時点ではない」
という事でした。
さすがに【難病】という事だけあって、当日にすぐに診断して「はい!あたなは難病です!」っていう事にはならない様で、これからもじっくり診察していき様子を見るとの事でした。
とりあえず今回は不安を解消する薬を処方してもらい、家に戻ってきました。
通院生活の始まり
難病専門のお医者さんの見解はこれからは経過を診ていくという事で、難病専門の先生が来る日に月1回というペースでこれから通院する事になりました。
そして親の【通院生活】が始まりました。
とはいえこの時はまだ親も仕事もしており、通勤に車で通いたまに自転車に乗り電車を使っての通勤もしていました。
休みの日は一人で車を走らせ他県まで高速に乗り観光などもできていました。
親の現状の状態はやはり私の目から見ても通常通りで、難病にかかってるとは感られませんでした。
そしてまた新たな目病気の緑内障の疑いが・・・
そしてこの頃から、これまた本やテレビでやっている高齢者にかかりやすい目の病気・・・
【緑内障の疑いある】と自分で調べ上げ、不安になり違う個人営業の眼科も通いだした頃でした。
【緑内障】というと現在では、糖尿病性網膜症と並んで失明原因の上位にある疾患と言われています。
■緑内障とは
眼球でとらえた像を脳に伝える視神経が障害され、視野の中に見えない部分ができたり、視野が狭くなる病気です。
散瞳薬、睡眠薬、抗うつ薬、副腎皮質ステロイド薬などでおこる場合があります。
出典:厚生労働省
医薬品による緑内障は、医薬品の作用により眼球の中を満たしている水(房水)の排出が障害され、眼球の内圧(眼圧)が異常に高まることにより発症します。
急激に発症するものと慢性に進行するものがあります。
放置すると重篤な視機能の障害を残すので、早めに対処することが大切です。
なので親も気になってしょうがないのか、目の霞みや目の疲れなどを頻繁に私に訴えるようになりました。
これもまた高齢ならではの症状とも重なるので、あくまで【緑内障】の疑いあるという状態で眼科も通院するという形になりました。
頑固で不器用で意見を聞かない親の考え方
親の性格は気難しい…
ここ最近親は自身の疑いがある難病についての本を、漁る様に買い出し読みだしました。
本を読めば読む程親の考え方は、本に載ってる通りに自身の症状が本の事例に似てくる…
まるで本を教科書に身体が変化してく様だ…と私の目から見ているとそう感じました。
「病は気から」と昔から言いますが、まさに本に「この病気はこうですよ」と書いてあれば、それを信じるかのように親は体の不調を訴えてくる。
何度か、私は「本を読むのは止めて普通に生活すれば」と提案するものの、親は人の意見は聞かない性格なので馬の耳に念仏状態でした。
難病専門の先生の見解と親の思い込み
それからまた数ヶ月「難病を診てくれる病院」と「眼科」に通い時が経ちました・・・
難病専門の担当医にも相談してみたりはしましたが、難病専門の担当医も
「まだ難病と判断するのは難しい所、なるべく病気の事はあまり深く考えないで生活してください。」
と言っていましたが、やはり気持ちの面での生活が現状大事なのに当人はもう頭の中で
「私は難病の初期状態だ!」
と決めつけていて人の話は聞かない状態でした。
ちなみに親は脳に関係する障害がでる難病です。
私の親は考え方が不器用というか柔軟に考えられない人なので、親自身のこだわりの部分というのは人にいくら言われようが、間違った判断をしてようが考えを曲げようとしない頑固な性格です。
そしてこういう性格はのちに家族の介護の大きな負担にもつながっていきます。
それゆえに私が見てる感じだと、親自身の脳が勘違いして病状を悪化させてる感じでした。
そして無情にも親の病魔はどんどん近づいていました・・・